<中の人通信(27)>
昨日、僕の生徒が準1級に合格しました。
確か、彼が中1の時に初めて会ったんじゃなかったっけか。既に優秀で、準2級を目指していました。が、本人はあんまり英語、勉強したくなくてね。厳しく接したこともありましたし、彼がへそを曲げたこともありました。まだ幼さの残る彼が、涙目でふてくされている姿を今もはっきり思い出せます。
そんな彼も、気が付けば高校3年生。「国立大学の医学部に進学したいです」とはっきり自分の夢を語るまでに成長してくれました。彼は既に学校では優秀な成績を収めていましたが、やはり準1級は高い壁。「単語が覚えきれないんですよう」と、時に悩みを打ち明けてくれることもありました。
が。ついに努力が報われる日が来ました。昨日の授業直前、彼はスマホで先日のCBTの合否を確認しようとしたのですが、「あああもうわかっちゃう!」とかなり動揺しており、手が震えて画面の操作もままならない様子。『先生が代わりに見てやろうか?』と冗談で言ったら、彼は無言でスマホを僕に渡しました。あ、そう、見ろって事ね。
ん-っと…。
えっと…
あ、ここだ。
ほっ(クリック)
『お!合格してんじゃん』
「えっ!ほんとに!?ほんとだー!!やったーーーー!!!」
彼は文字通り、叫びながら教室の中を駆け回りました。ちょっと落ち着いて!子供が怖がる!
その後、授業もあったのですが、彼は見るからにぽわーっとしてて、何を聞いても「え?あ、その、頭回んないっす」って。ええ、でしょうね。
準1級は、高校生の偏差値に換算すると70を超える難しさ。一緒に色々乗り越えてきた彼が夢を叶えるのを手伝えるなんて、いい仕事だなぁって改めて思いましたよ。
それではまた。